今,星が降り注ぐ,手を伸ばすとつながりが得られる星空で,無数の輝きが眩しい。
ガートナー社の調査によると,1975年のオルテア8800の発売以来,パソコンの累積出荷台数が10億台を突破した。10億台までは四半世紀かかったが,2008年には20億台を突破しそうだ。今後,ブロードバンドの普及によってPC業界は大きな転機を迎えると予想される。
オルテア8800(UCデビット・パソコン・ミュージアムのページ)はメモリ256バイト。オルテア(Altair),という名前は当然スタートレックに由来する。エンタープライズ号の目的地である星が,オルテアだった。日本では一般的にはアルタイルと呼ばれる。夏の夜空の大三角のひとつ,だ。このオルテア8800の登場の翌年には,2人のスティーブによるアップル I(アップルヒストリー・コムのページ)が登場する。
今,パソコンはネットワークへの大切な入り口としての機能をメインとしている。もちろん,ワードを使っている人や音楽作成に使っている人もいるだろうが,それらのアプリケーションも,すべてネットワーク上に配置されるようになる。ハードディスクも,CPUも,メモリも,パソコンのすべてがネットワークと同化していく。そして,人も(過去記事)。絆の象徴ではなく,絆そのものとなるパソコンは,これまでとは大きく異なる進化をたどることになる。
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